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新型プリウスPHV(PRIUS Prime)を考察してみる

日本時間で3/23の夜、トヨタ自動車から新型プリウスのPHVモデル、日本名プリウスPHV、海外名PRIUS Primeが発表されました。

現時点で判明、及び予想されている部分で、現行型プリウス(ZVW50系)、35型プリウスPHV、新型プリウスPHV、何が違うのか個人的にまとめてみます。

1.エクステリア
最も大きな違いはこれで、各種情報源で予想及び予告されていた通り、HV版プリウスとの差別化をはかるという意図が強く現れています。
新型プリウスPHVのフロントマスクは水素燃料電池自動車のMIRAIに近い見た目になっています。
4眼のLEDプロジェクター・ヘッドランプが気になりますが、もしかするとこれはToyotaSafetySenseとの組み合わせでアダプティブハイビーム(自動的に対向車を避けてハイビームを部分的に消灯する)を実現しているのではないか、と妄想しています。…公式でAHS:Adaptive Hi-beam System対応が明記されていました。
また、リアハッチにはCFRP:炭素繊維強化樹脂を使って軽量化しているだけでなく、リヤウィンドウ中央部を湾曲させた独特のリアビュー「ダブルバブルバックドアウインドウ」を採用しています。
ここで気がつくのは、こんな変なガラス曲面でリヤワイパーはどうなるんだろう?ということですが、現時点で発表されているモデルにリヤワイパーは装着されていません。ワイパー以外に何かウィンドウの汚れをぬぐう仕組みがあるのかは、謎です。
サイドビューはほとんどHVプリウスと印象が変わっていませんね。

2.インテリア
コンソールの中央に聳え立つ11.6インチの縦長HDディスプレイ!まるでテスラのようです。
これにはちょっと嫉妬を覚えました。現時点ではプリウス専用の純正の9インチナビですらWVGAという今となっては低解像度ですから。
50系プリウスでは、ディスプレイの位置を低くしてしまっているエアコンの吹き出し口が、ディスプレイの両脇の設置になっているのもうらやましいです。
乗員数が4人乗りに変更になったので後席の中央部はドリンクホルダー付テーブルでセパレートされたようです。
恐らく、この後席の中央部分には増加したリチウムイオンバッテリーや充電回路などのPHV専用の装置が収められているのでしょう。
それ以外の部分はおおよそHVプリウスと同様のようです。

3.THSがついに構造を変えた?
非常に興味深いのが、THSの肝でもあったはずのエンジン+2モーターの連携による緻密な制御を、ついに、わりと荒っぽい方法で革新してしまった「ワンウェイクラッチ」です。
THSはエンジンとモータージェネレータが2つ(MG1とMG2)、プラネタリーギアで動力分割するものですが、エンジンまたはMG2が車軸を駆動している間は、もう一つのMG1は動力分割の制御をすると同時に発電に回るしかない仕組みでした。
(THS2以降はMG2にはリダクションギアが搭載されています。主に駆動と減速時の回生用がMG2、制御とエンジンスターター及びエンジン軸の回転で発電を担うのがMG1だそうです)
ワンウェイクラッチを搭載したことにより必要に応じて2つのMGのトルクを全て車軸に伝えることができるようになったようです。
これはモーターだけで最大135km/hで走行するようになったEVモードの強化策ということなのでしょう。
2モーターを同時に駆動するため、電力を供給するインバータも強化された模様です。

4.リチウムイオンバッテリーでラゲージが浅くなった
走行用リチウムイオンバッテリーの搭載容量は8.8kWhということで、現行35型プリウスPHVの2倍になっています。もはや比べても仕方ないレベルですが、現行HV版プリウスのAグレードが0.75kWhなので11.73倍です(笑)
容積が単純に11.73倍になっているわけではないでしょうが、ベースとなった50系プリウスに比べて底が77mmも上昇したというリヤラゲージの床下いっぱいに詰まっていることは想像に難くないです。
日本仕様のみ急速充電にも対応したので、国内でだんだんと増加している充電設備の利用価値が高まりそうです。

5.ソーラーパネルの活用が積極的
30型のオプションに存在していたソーラールーフは、発電した電力が結局車内の換気にしか使われないという贅沢な装備でした。
今回の新型プリウスPHVではユーザーの期待に応え、発電した電力を走行用バッテリーや車内装備品への給電に使えるように進歩しました。
もちろんルーフの面積は大したことはないので出力は微々たるものであっても、無料の自然エネルギーを貯めておけるというのは金銭的にも環境的にも楽しみがあるでしょう。
また、災害時や緊急時等に、ガソリンがなくなっていても太陽光で充電しておけばなんとか移動や電源供給が可能になるという点は、興味深いですね。

6.ヒートポンプエアコン搭載
つまり、家庭用の冷暖房エアコンが搭載されたのと同じで、電力だけで効率の高い冷房と暖房ができるようになりました。
冬場にはエンジンをかけずともバッテリーだけで車内を暖房しておくような使い方が出来るようになるので、冬場の朝のコールドスタートの際の快適性向上とともに、燃費向上に貢献するのではないでしょうか。

☆個人的感想
150kgの重量増加や乗車定員が4人に減少、4WDモデルは今のところなし、そういったネガティブ面はありますが、これだけ魅力的な機能と性能、そして差別化されたエクステリアは、新型プリウス出したばっかりなのにトヨタさんちょっとずるいよー!と思います。
車両価格、そしてエコカー補助金がどうなるのか、既に現行プリウスを購入してしまってる自分としては心配になります(笑)
国内版の車両価格は、35系プリウスPHVに対する性能と機能のアップ、ベースとなる現行プリウスとの差を考慮すると恐らく下位グレードでも300万円台の後半から、というところだと思います。
しかし補助金がどの程度でるかによっては、ヘタをすると現行プリウスの上級グレードと同程度の価格で買えるようになるのかもしれませんね。
2ちゃんねるの車種メーカー板では、納期が遅いことに業を煮やしてか、現行プリウスの発注をキャンセルして新型プリウスPHVに変更する宣言をした人まで現れたようです。
年々厳しくなっていく欧州のCO2排出規制、アメリカカリフォルニア州のLEV規制に対応するためとはいえ、これだけ高いスペックの環境対応車が出てきてしまうと、他のメーカーも追随するのは大変だと思いますが、今後トヨタをあっと言わせるようなクルマが出てくることに期待もしています。スカイアクティブディーゼルで潔癖だったマツダさんには是非頑張って欲しいです。

参考リンク集
トヨタ プリウスPHV特設ページ
【ニューヨークモーターショー16】プリウス PHV 新型発表…デザイン差別化、EV航続60kmに | レスポンス
【ニューヨークモーターショー16】プリウス PHV 新型、新技術を取り入れてさらにモダンなデザインに | レスポンス
ニューヨークモーターショー2016:プライムな新型「プリウスPHV」は4人乗り、テスラばりの縦長タッチパネル搭載 (1/2) - MONOist(モノイスト)
トヨタ、フルモデルチェンジ予定のプリウスPHVをNY国際オートショーに出展
【2016 ニューヨークショー】トヨタ、EV走行距離60km以上の新型「プリウス PHV」を出展 - Car Watch
トヨタ EV走行距離60kmの新型プリウスPHVが世界初公開 | Auto Prove - 自動車情報サイト「オートプルーブ」
新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
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テーマ : 新車・ニューモデル
ジャンル : 車・バイク

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